就業履歴を登録できる体制を構築して、技能者を大切にする企業を目指しませんか！？
CCUSは、技能者一人ひとりの保有資格や就業履歴等をデータ登録できる業界統一のシステムです。
関連して、技能者のレベル判定（能力評価制度）があり、登録された保有資格と就業履歴等に基づいてレベル判定を受けた結果でレベル（4段階）が決定します。この仕組みを活用して、技能者がレベルに応じた適正な評価・処遇を受けることのできる業界を目指し、もって担い手の確保へとつなげる業界をあげた大規模な取り組みとなります。
就業履歴は、基本的に元請事業者が現場運用（カードリーダー設置等）を行っている現場にて、技能者がカードタッチ等することによって登録される仕組みですが、現状では元請事業者が現場運用を行っている現場はかなり少数派です。CCUS登録後まだ一度もカードタッチしたことのない技能者も珍しくありません。
上記のため、元請事業者が現場運用を行っていない現場に入っても就業履歴は登録されず、その結果として技能者は自身のレベルを上げることが難しくなってしまいます。これではCCUS本来の目的を見失ってしまうことも危惧されます。
全ての現場で元請事業者による現場運用が行われることが理想であり目指すところですが、法的義務等はありません。今後ある程度現場運用の普及が進んだとしても、現場運用が行われない現場はかなり残ると個人的には予想しています。
そこで弊所からご提案させていただくのが、元請事業者に頼らず下請事業者みずから就業履歴を登録できる体制の構築となります。体制の構築には、費用や手間がかかりますが、所属技能者を大切にしたいと考えている企業様には是非ご検討いただきたい取り組みとなります。
以下、就業履歴登録を行うことによって期待できるメリットも簡単にご紹介します。
施工能力レベルが高いと評価される企業になれる
就業履歴登録を行うと、所属技能者のレベル判定に有効な就業履歴が蓄積されていきます。CCUSに登録された就業履歴と保有資格を基にレベル判定を受け、その結果レベルが確定します。この技能レベルは業界統一システムであるCCUSデータに基づく信頼性の高い評価となります。
また、関連して、専門工事企業の施工能力等の見える化評価という制度もあります。所属技能者の技能レベルをはじめ、その他様々な要素を基に企業の施工能力等に対する評価を受けることができる仕組みであり、この評価結果は国土交通省等のWebサイトでも公表さます。そのため、レベルの高い技能者が増えるほど企業しての評価の向上にもつながっていきます。
取引先等から選ばれる企業、適正な労務費を確保できる企業になれる
上記の技能者レベル判定や専門工事企業の施工能力等の見える化評価の結果は、取引先等（発注者、元請事業者、上位下請事業者、エンドユーザー等）へのアピールにもつながります。これにより工事の受注機会等の増加につながり、いわゆる選ばれる企業となっていくことも期待できるようになります。
また、選ばれるだけでなく、今後は所属技能者の技能レベルに応じた労務費を確保するための客観的な交渉材料になっていくことも予想されます。
担い手の確保ができる企業になれる
たとえば、CCUS技能レベルを社内評価制度等へ反映させて活用することにより、所属技能者に対する適正評価ができる体制を整備することもできます。キャリアパスの明確化により所属技能者のモチベーション向上につながり、雇用定着率の向上も期待できるようになります。
さらに、CCUS活用の取り組みは、求職者等に対しても大きなアピールとなるため、結果として担い手の確保へとつながっていくことも期待できます。
サポート内容と費用
CCUS認定アドバイザー行政書士が、就業履歴登録及びCCUS活用のためのコンサルティング又は各種手続き代行を行います。各事業者様の目標に応じてカスタマイズしたサポートを行います。
建設キャリアアップシステム（CCUS）の登録・現場運用等に係る専門的知識を修得し、CCUSの利用者に対する適切な指導及び助言等を行うことができ得ると認定された総合アドバイザーです。CCUS運営団体である（一財）建設業振興基金から認定を受けたアドバイザーのため、CCUSの利用者が安心して支援を依頼することができます。
費用について
まずは初回相談を受けていただき、お客様の現在の状況、ご要望等を丁寧にヒアリング調査したうえで個別お見積りいたします。契約形態も単発契約、顧問契約等ご要望を踏まえてご提案します。
- 初回相談：11,000円（税込み）/1時間